August 2004アーカイブ

鮮やかな手口でまんまと大金を巻き上げた詐欺師ジェイク(エドワード・バーンズ)。しかしその金は裏社会のボス、キング(ダスティン・ホフマン)の金だった。仲間の一人が殺され身の危険を感じたジェイクは、キングの元に赴き、新たなヤマを成功させその報酬で返金すると約束する。美貌のスリ(レイチェル・ワイズ)と、ワケありFBIエージェント(アンディ・ガルシア)がからみ、物語は意外なラストへ突入。。。

クールな映像、タイトな語り口、魅力的な男たちの頭脳戦。コン・ゲーム好きの私にはストライクゾーン、ド真ん中の映画だ。
ここにあるのは、「グリフターズ(1990年S.フリアーズ監督)」の寒気や「スパニッシュ・プリズナー(1999年D.マメット監督)」の困惑ではなく、「スティング」の爽快感。作風は違うが「マッチスティック・メン(2003年R.スコット監督)」の後味にも似ている。大仰な仕掛けを期待するよりも、コン・マンたちのスマートな動きを楽しもう。
映画の語り手であり、チームのリーダーであるエドワード・バーンズがグー。今まで観た作品の中で一番グー[image-IMDb]。ダスティン・ホフマンは、チューネンの色気の隙間から狂気を小出しにする[image-IMDb]。むさ苦しい髭のアンディ・ガルシアの渋いこと怪しいこと[image-IMDb]。ポール・ジアマッティがカッコ良く見えたのも初めて。。。
レンタルで観たケド、このDVDは是非持っていたい。
アマゾンのレビューで「ルパン三世 1st Seazon」の大隈正秋氏演出のテイストに近い、と仰っている方がいてニヤリ。激しく同感です。

[Edward Burns IMDb]
[コンフィデンス公式サイト]

映画のクイズ集です。

昼休みにトライしてみたら、
Robert De Niro--(7問正解)よしっ!
Kevin Spacey--(8問正解) グッ!
Woddy Allen--(5問正解) 難しいー。
Cinema Controversy--(4問正解) なんのことやら。

4番目については、自信を持って答えたのがNO.3だけで、残りは棚ボタ正解でした。。。

みなさまも、おひとつどうぞ♪
[Film Guardian]

コリン・ファース祭のメインイベントはやっぱりコレ。
ジェイン・オースティンの原作小説を読んだことがなかったので、私には全てが"お初"なはず。なのに既視感があるのはなぜ?!→それはブリジット・ジョーンズのせいおかげ。川でひと泳ぎしたMr.ダーシーの濡れたシャツ姿がどんだけ色っぽいか、ブリジットにしっかり教えられたんだっけ。うんむ、「いつか晴れた日に」の記憶も一役買ってるのかもしれないワ。。。のどかな風景+姉妹+恋愛がJ・オースティンの世界。
ブリジット・ジョーンズを、イギリス中の女性をメロメロにしたMr.ダーシーは、それはもう素敵でした。
(以下結末には触れていませんが、前半までのネタバレあり)

ヴァンパイア小説で思い出す名著はアン・ライスの「夜明けのヴァンパイア」。冒頭の一文は忘れ難い。ボブ・カラン著のこの小説も「レスタト」のような美形アイリッシュ・ヴァンパイアが主人公なのかな〜と、当て読みする英国俳優をたくさん用意して読み始めたら…、そういうものではなかった。
これはケルト民話や作者が実際に聞いた"言い伝え"を下敷きにした4話のオムニバス。主人公はヴァンパイアではなく、普通の人々だった。

20日まで恵比寿ガーデンシネマで独占上映中の「華氏911」。公開初日の激混み状態を観察しつつ、虎視眈々とチャンスを狙っていたpuru姐さんとワタシは、(昨日の朝)無事に最終回のチケットをゲット。(朝一で売り場に走ってくれた姐さんに感謝)その姐さん、朝一のはずなのに20番台ってナニ?と笑う。さすが話題作。

集めた事実を机に広げて、「どうよ、これ、みんな」とつぶらな瞳で訴えるムーア(映画のシーンではありません、イメージです)。笑いで包んでみたり直球勝負したり。前作よりもムーア的突撃シーンが少なかったのが残念だったけど、笑いのテイストは相変わらず。ロックな音楽もいい。パンフの滝本誠さんの映画評を読んで膝ポンッ!だったのは、そう、やるせない感じで歩いているときのズルズルのズボン。切ないんだー、これが。
どうやらDVD発売(全米)は10/5らしい。なるほど、選挙の前に「華氏911」をご家庭で、という作戦かぁ。巧妙。
※画像:「マル穴」な感じで作ってみました。

「マイケル・ムーアの”恐るべき真実”アホでマヌケなアメリカ白人」のビデオを1巻〜3巻まで観た。バカバカしくて辛らつで痛快だ。光合成を発生させる立候補者”FICUS”の巻(第3巻)なんて最高に可笑しい。体脂肪はたっぷりだけど、彼は立派なお"笑い筋肉"を持っている。シニカルな内容にベストマッチな音楽の使用もグッド。「ボーリング・フォー・コロンバイン」では、Beatlesのジョンの名曲「Happiness Is A Warm Gun」の使用に舌を巻いたっけ。乾いた笑いとストレートな表現がバランス良く配された、冴えたドキュメンタリー映画だったと改めて思う。かの大俳優をこれほど気持ち悪いと思った事はないし・・・。

ムーアの原点映像を鑑賞後、「華氏911」を振り返ってみると、今回のムーアには重苦しい危機感が充満していることがよくわかる。「"笑い"はブッシュが充分提供してくれるから(CUT9月号)」と自分は少し引き気味に、ニュース映像を多用する彼の目的は、ただひとつ「ブッシュ退陣」。ドキュメンタリー映画としてのテクニックを披露したり、ロックでノリノリになったり、おとぼけインタビューで笑わせている場合じゃないのだ今回は。笑っても欲しけれど(実際、随分笑わせてくれたけど)、まずきちんと事実を認識して欲しい、と彼は訴えている。そのためには、手を加えないシンプルな映像がもっとも雄弁だということを、ムーアは知っている。

偏向したメディアも、たっぷりフィルターのかかったムーア映像も、言ってみれば同種のもの。こういった多様な意見・情報が、ちゃんと自分たちに届く社会であることは喜ばしいことだし、これからもそうであって欲しい。同時に、ムーアが示したアメリカの現状と、そこに反射された我が国の姿を思うと、憂鬱に・・・。どう考えてもムーアのような風刺作家が我が国に出現することはなさそうだもの。


映画を観た方は、是非こちらへ。
鋭い視点と抜群の面白さです。
映画評論家「町山智浩アメリカ日記」

早くも「24 3rd Season」をご覧になったKateさんのお話を聞いて以来、ジャックでアタマがいっぱいです。ジャック・・・ジャック・・・ジャックバウワウワウあうあうあう。半ば朦朧とした状態で駅へ赴くワタクシの足は、自然に帰路とは違う地下鉄に向いていました。目指す場所は・・・秋葉原。

贔屓の輸入版専門店にもし、もし、「24S3」の在庫が入荷されていたら、これは「縁」があったということで、思い切って購入だ。なかったらおとなしく帰ろう。敢えて電話で確認せずに行きました。
お店に入るとTVドラマシリーズの棚に直行。「スタートレック」なんかはいっぱい並んでいます。
「OZ」や「Law&Order 2nd Season」もあり、何気にソソラレます。24、24、24の、あの光る文字を探せ。
あった!と思ったら1st Seasonでした。お店の人に聞いたところ、まだ仕入れてないとのこと。なーんだ。

するとお店の人は言いました。「テイキング・ライブズなら入荷してますよ。」
「え!!」
店員「ほら、そちらに」
くるっとアタマを回転させて後ろを見ると、新着棚の横一段が「Taking Lives」のアンジーの顔、顔、顔。
しかしそれはチラシで、実際の在庫はたったの2点!!!たいっへん!無くなっちゃう!(誤)

はい、モチロン買いました。

<レジにて>
店員 「もしアレでしたら、ポスターもどうぞ」
私   「でもアンジェリーナ・ジョリーの顔だけでしょ?」
店員 「はい」
私   「それはいりません。。。」キッパリ。(それよか「24」はないのかい)

家に帰ってホクホクで鑑賞。出番少ないけど、新しいキーファーに会えて嬉しかった。。。
感想はネタバレしないように書きたいと思っています。
しかしワタクシの脳内は依然としてジャックで満タン。サードシーズン、サードシーズン。。。
ウチのデッキ、PALどうなんだっけ?う〜ん。。。

「エンド・オブ・オール・ウォーズ」のDVDの特典映像のメイキングには日本語字幕がついていません。がっくり失望したワタクシは、昔エーゴ教師だった母に通訳してもらおうと、密かに企んでおりました。今日は終戦記念日。ぐったいみんぐ!いや・・・戦争について考えるいい機会だと思ったので・・・プチ帰省しました。

ちょうど終戦記念日の特番もあり、我が家は反戦モード。すかさずDVDを差し出したムスメは、「この映画がさー、すごくいい映画なのよー」と映画の解説をしながら何気なくDVDをデッキに入れました。(恥ずかしいので、キーファー好きということはシークレット)そして特典映像スタート。しばらく流して観ていきます。

母「だいたいはわかるんでしょ?」
私「・・・・んーーー、あーーー、すごく簡単なトコは・・・」

当然、ワタクシが知りたいトコはキーファーのコメント。そこだけわかればいい(とりあえず)。
だがしかし、事態は予想外の展開に。例えば、

  ロバート・カーライル(か誰か)のコメントを聞いた後、あれこれ説明する母
               ∇
  キーファーのコメントにかぶる(=母、肝心な部分をまるで聞いてない)
               ∇
  監督(か誰か)のコメントをじっくり聞く母。そして説明
               ∇
  キーファーのコメントにかぶる(=母、肝心な部分をまるで聞いてない)
  (以下繰り返し)。


偶然なのか何なのか、母が説明してる時は必ずキーファーのコメント中なのです。

私「あ、あ、今の人(キーファー)のとこ、ナンだった?」
「シッ!」(次の人のコメントを真剣に聞いている)

この俳優さん(キーファー)が好きなのよ、と母に最初に言わなかったばっかりに、知りたいことがまるでわからなかったというわけです。

「さ、もう一回ね」と言ったら、母「もういいわ」だとーー。
か、韓国映画のDVD、プレゼントしたじゃんかーっ!(土産損)

追記:原題と邦題について
私「原題は 『TO END ALL WARS』 っていうんだよ、全ての戦争を終わらせるために・・・」
母「全ての戦争を終わらせるには・・・」(やんわり訂正される)
私「邦題の 『END OF ALL WARS』 だと、全ての戦争の終わり、ってなっちゃうよね」
母「そうねぇ、原題のほうが映画の意図を正確に表してるわよねぇ。
ねえ、このDVD置いていってよ」<
私「ダメ。」

・・・ヲタはソフトを手離さない。ふん。

懐かしの「サンダーバード」の実写版映画。
う〜ん、あのカクカクした人形じゃないとなー、と躊躇していたのは、天才科学者ブレインズ=アンソニー・エドワーズという事実を知る前のこと。きゃー、グリーン先生が出るなら(誤解)、観なきゃ!
ということで観てきました。
(←はデジタルリマスター版DVD)

感想の前にちょっと備忘録。
映画「サンダーバード6号」アンコール放送。
NHK教育/2004.8.28(土)9:15〜10:45

昔版[THUNDERBIRDS Japan]

映画版[THUNDERBIRDS-movie]

johnc.jpg
Name:John Paul Cusack
Date of Birth: June. 28. 1966
Height:6.2(188cm)


すんごいタイトルだなぁと感動すら覚え、うっかりレンタルしてしまった。「ラブアク」と間違えて借りる人いるのかな〜?(いないだろう・・・) 同じイギリスが舞台のコミカルなラブ・ストーリーなんだけど。。。
監督はサイモン・セラン・ジョーンズ(はじめまして)、リチャード・ロクスバーグ主演(ムーラン・ルージュではドコにいた人?)。知ってる俳優さんがあまりいないけど、かえってそれが意外(失礼)なリアリティを生む場合があるので、あなどってはいけない。

男が煙草に火をつけるとき、背中を丸めライターの炎を手で囲む。
このポーズに「色気」を感じるワタクシです。
ポイントはちょっと首をかしげるところ。
「一服してやるぜ」とZIPPOで男らしく火をつけるも、「眉毛が燃えたらヤだな」…と、つい首をかしげてしまう弱気さがかわいいのです。来るべき一服の醍醐味を前にした「溜め」の瞬間でもあります。

(unaG:livedoorより移設)

dreamersヌーヴェルバーグへの大賛辞と濃厚な愛の戯れがミックスされたベルトルッチの「ドリーマーズ」は、同時代を生きた映画ファン感涙の作品だ。時代のアイコンである名作映画(勝手にしやがれ、はなればなれに等)や、時代のアイコンである名曲(ジミ・ヘン、ジャニス、ドアーズ等)をふんだんに流し込み、映画にどっぷり浸かった若者の浮遊を描く。当時を知らず、ましてやゴダール恐怖症の私なんかにゃもったいない…と、つい気弱になってしまうほど語り口はマニアック。とはいえ、そんなユルい私でも同じフィルム(本作品)の中にいる"若き"トリュフォーと"今の"ジャン=ピエール・レオーの姿を見たときは、フランス映画のヒストリーを激しく感じ、熱いものがこみ上げた。くわえ煙草の下がり具合も美しいイザベル初登場のショットには、ジャンヌ・モローの姿が重なった。そうか、あのルーブル走りのシーンは「はなればなれ」のパロディだったんだー(苦手なゴダールも観てみようか)。

残念な部分は…。
ベトナムから逃避してきたアメリカ人のマシューと、まさに闘いの渦の中にいるフランス人イザベル+テオとの対比は巧妙だけど、マシューを演じたマイケル・ピットからは、あまりアメリカンな香りが漂ってこなかった。エロな空間にもなんだか馴染めず少々胸焼けが(そういえば、今までのベルトルッチはオヤジなエロばっかりだった。若いとダメなのか、アタシ…)

ビットリオ・ストラーロがキャメラを覗いていないのも寂しい。

曲はドアーズが良かった。

[OFFICIAL SITE]
[HERALD ONLINE]

「バレエ・カンパニー」
ロバート・アルトマン監督は、名門のダンス・カンパニー「ジョフリー・オブ・シカゴ」の日常をさりげなく厳しく描き、同時にかの名舞台を華麗に映しだした。
そもそもこれは、ネイブ・キャンベル(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ出身)が長年あたためてきた題材。映画の実現とメインのダンサー:ライ役を得た彼女は、鍛えられたバレエ筋肉を惜しみなく披露している。ライの恋人役のジェームズ・フランコ(コックさんなの)は、まるでバレエに関係ない役。でも彼がいるといないとでは大違い。硬質なバレエ団の日常(ライの日常)を明るく彩ったジェームズ君は大変Cuteだった。(ええ、カレ目当てですからワタシ)
主たるストーリーが無いようでいて、最後には「バレエ団」というひとつの絵がクリアに浮かび上がってくるアルトマンの演出はさすが。群像劇名人!

「ベジャール・バレエ・リュミエール」
一方これは、おフランスのエネルギッシュな振付家ベジャールさんのための映画。
もちろん、バレエ団の稽古風景はたっぷり描かれているし、美形ダンサーたちも多数登場する。けれども、基本的にキャメラが追うのはベジャールさん。踊りのシーンでも、ダンサーたちをたいして映さずに、長々と「ベジャールさんのアップ、アップ、アップ」だ。これはいかがなものか。
「もっと踊りを見せてよバストショットじゃなくて引きで。完成された舞台映像も少なすぎる」。モダンダンス&ジャズダンスを生業にしている連れ(♀2名)は、こう不満を述べた。ベジャール・バレエ団の舞台の素晴らしさを知っているからこそ、彼女たちは消化不良になったわけだ。
私はというと・・・もっとジル・ロマンを!オクタヴィオ・スタンリーを!
恥ずかしいほどミーハーな視点でプチクレーム。
美形のダンサーを見たはずなのに、脳裏に焼きついたのはベジャールさんの"顔"と"袖無しの青いTシャツ"というのは、やっぱりちょっと悲しい。

良かったのは、バルバラの叙情的なシャンソンと、ジルの表現力豊かな踊り。
舞台の雰囲気が素敵すぎるだけに、もう少し長めに観たかったなあ。
(7/28)

25時

| 映画 | コメント(57)

恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞。
スパイク・リーのあの独特の「リズム感」はどこへ消えてしまったの?!クラブのシーンではハジけてたけど、全体としてはゆ〜っくりした流れ。モンティ(エドワード・ノートン)悩む+悩む+悩むの図。ついウトウトしてしまいました(告白)。スパイク・リーの映画で睡魔が襲ってきたの、はじめてだ…。

前半あまりにもマッタリして困っていたところ、中盤以降はなかなかの吸引力。
シーモアとバリー・ペッパー、真逆な2人がいい演技しています。特にバリー・ペッパーがカッコいい。彼が演じるスラッタリーは株式ブローカー。上昇志向、やり手、高慢…というたくさんの鎧を着てウォール街を疾走してきた男。そんな彼のごっつい鎧の下には、デリケートな感情が渦巻いています。短いシークエンスで見事にそれを放出させたスパイク・リーの映像センスはやっぱり素晴らしい。3人の役者さんも素晴らしい。
本筋である主人公モンティの心理がちょっと理解しにくかったので、最後のシーンが「イイ!」と評判の原作を読んでみよう。
(4/12)

久々のコリン・ファース祭。「ブリジット・ジョーンズの日記」と「ラブ・アクチュアリー」の間の作品「スプリング・ガーデンの恋人(原題Hope Springs)」は、予想どおり軽〜い軽〜いラブ・コメだった。失恋で立っていられないほど落ち込んでいるコリン(役名もコリンなの)。ダメダメ感でいっぱい。でも彼の悩みはそんなに深刻じゃない(失敬)。街の人々もユルく、ヘザー・グラハムとミニー・ドライバーの女の闘いもユルい(失敬)。「タイタニックな恥ずかしい場面もあるし(失敬)、「個展」も開かれないで終わるし、ものすごーく浅い作り(ホントに失敬)。
でもいいのよ、いいの。そこにいるだけで「絵」になるコリンですもの。自然に囲まれたのどかな風景の中で、画家のコリンがスケッチブック持って立ってるだけで、もう満足。

ダフネ(アマンダ・バインズ)は元気なニューヨーク娘。美人のママはウェディング・パーティー専門(?)の歌手。特に不自由も不満もないダフネの唯一の願いは、まだ会ったことがない父親(コリン・ファース)に会うこと。自分の中の「半分」を確かなものにするべく、ダフネは意を決してロンドンへ! 果たして奔放なアメリカ娘とお堅い英国パパは心を通わせることができるのか?いい人と悪い人がクッキリハッキリ明確な、観た後ハッピーになれる映画。

17世紀のオランダ、家計を助けるためフェルメールの屋敷の使用人となったグリートは、その色彩センスを認められ、アトリエの掃除から絵の具の調合係へ、そしてモデルへと役割を変えていく。
有名なフェルメールの絵画「青いターバンの女」が完成するまでのスリリングで切ない物語。

コリン・ファース祭。次はジェシカ・ラング&ミシェル・ファイファー主演の作品。近所のレンタル屋さんにも隣町にも在庫がなかったので、かなり遠くのレンタル屋さんまで行ってようやく鑑賞することが出来た。ふー。祭の道は険しい。

これは「リア王」を下敷きにしたジェーン・スマイリーの原作小説「大農場」の映画版。小説はピューリッツァ文学賞を授賞した名著らしい。映画の原題は「A Thousand Acres」で、要するに1000エーカーの大農場ってことだけど、いかがなものかと思うのは邦題だ。なんだか人妻のよろめきドラマみたい。これじゃあ原作小説がかわいそう。

悲劇的な「リア王」話に加えられた「もうひとつのテーマ」が重すぎる。
そんなに必要だったのかなー、これ。

コリン・ファース祭。次はクリス・オドネル、ミニー・ドライバーのアイリッシュ青春ドラマ。コリンの役は英国人のチューネン紳士。視線も物腰も髭も、なにもかもが危険な香り。若くて美しいナン(ミニーの友達)と怪しい視線を絡ませ、速攻で事を成す。素敵な人との想い出に…というナンの乙女心もどうやら届かない輩らしい。そいでもってこんなことやあんなことをやってみようよと、そりゃもう大変なエロおやじぶり。きゃー、こんなコリン〜観たくな〜い。といいつつ、一秒たりとも見逃すまいと画面を凝視。気持ち悪い度ではぺったり髪のアラン・カミングが勝っているけど、サイテー度ではコリンに軍配が上がる。最後はそよ風のようなクリス・オドネルで目を洗いました。

コリン・ファース祭。次はケネス・ブラナーと組んだ1987年の作品「ひと月の夏」。
ネットで出演作を調べていたら、この映画でのコリンは「ちょび髭ボーイ」。これは違うかも…と逡巡したものの、ビデオパッケージの絵柄が美しかったのでレンタル屋へ。

のっけから戦場と思われる場所(沼地)で苦しそうにのたうちまわるバーキン(コリン)の図。戦争が彼に残した痕は顔面麻痺と"吃音"だった。バーキンは壁画修復のために北イングランド、ヨークシャーの教会に到着する。教会の脇には変人の発掘男ムーン(ケネス・ブラナー)がテントを張って暮らしていた。

のどかな田舎町の風景、木訥な人々との交流、壁画修復作業が、徐々にバーキンの傷を癒していく。人なつっこく自然体で生きているように見えるムーンも、実は戦争の後遺症に悩むひとりの弱い人間だった。(こんなダメな感じのケネス・ブラナーはグー!)街のカフェで2人が静か語り合う場面は、心に残るいいシーンだ。

バーキンは教会の牧師の妻アリスに惚れてしまうが、何にもできない。「彼女的にはもうオッケーでしょーが!」という私の邪悪な気持ちとは裏腹に、バーキンはなーんにも出来ずにひたすら悩んでいる。「日の名残り」のように恋はもどかしい。

バーキンの細い顔を見ていたら、コリンって美男子だった(だった?)のね…と溜息まじり。今はもっとふっくらと顔が横に広がって(?)無骨な感じだけど、そのほうが私は好きだったりする。"ちょび髭"はやっぱり・・・イヤ。

1908年生まれのマノエル・ド・オリヴェイラ監督。すごいです、あと少しで100年です。「小津監督生誕100年」とは違います。オリヴィエラ監督は今もバリバリ映画撮ってるんですから。健康ってすばらしい。。。
この映画は、ボンベイにいる夫を訪ねるため、豪華客船で地中海を巡る旅をする妻とその娘の物語です。
「自分探しの旅」なのかなと思っていましたが…全然違いました。

歴史学の教師であるローザ・マリアは、幼い娘ジョアナに町々の歴史的事実を語り聞かせながら旅をしています。ポルトからマルセイユ、アテネ、イスタンブールへと、船は彼らを静かに運び、母娘は淡々と西洋文明の足取りを追います。

マノエル・ド・オリヴィエラ監督の語り口は独特だ。時の流れがとてつもなく遅い。画面が数分まったく動かない時もある。固定されたキャメラが延々と捉える一ショットにどんな意味があるのか、私にはさっぱりわからない。ゆるやかに流れる時間に身を委ねて安心していると、予想外の危険な穴に落とされてしまうので、油断は禁物。
これは、ゲーテの「ファウスト」をベースに、怪しく蠢く(うごめく)人間の欲望を描いた作品。(続きはネタバレを含みます)

ソニー

| 映画 | コメント(3)

ニコラス・ケイジ初メガホン作品。兵役を終えてニューオリンズに帰ってきた"伝説の男娼"ソニーの物語。
予告を観た時に「ちょっと、サム(Sam Rockwell)に似てるじゃない…」とツボったジェームズ・フランコは、やっぱり時々サム似の表情を見せ、私を嬉しがらせた。
[公式サイト]のProduction noteの画像をご覧ください。運転してる写真、まるでサムだわ…。
GW中にプレゼントキャンペーンをやっていたことを今知った。あいたたた!こんなかわいい写真がもらえるならGW中に行きゃー良かった。トートバッグの下の写真がむちゃむちゃかわいい。


さて映画。
感想を一行で申し上げるなら…

「ソニーが時々坂上忍に見えた」。

二行使っていいのなら…
「ソニーの"男娼のお仕事"ぶりを観ていたら、ちょっと哀しくなった」を加えたい。

三行使っていいなら…
「ソニーの役、ニコラス・ケイジがやらなくて本当に良かった…」を加えたい。

男娼ソニーのこってり映像は"ごちそう様"なんだけど、彼の感情の流れがいまひとつ掴みにくい。こんなにソニーを気に入ってるワタシが、なかなかノレなかったんだもの。お初監督のニコさんは自分の"語り口"をまだ見つけていない…のかな。中だるみアリ。ミーナ・スヴァーリが"運命の娼婦"かぁ…なんだかこれが一番▲かも。

◎は、コッポラ叔父とも縁の深いハリー・ディーン・スタントン。渋みの中に滑稽さがあって良かった。せっかくのシーモア・カッセルの出番が少なくてがっかり。

ジェームズ・フランコは、ロバート・アルトマンの次作「バレエ・カンパニー」にも出演するらしい。うほっ、必見!

(JUGEM:unaG2より移設)

shooting.jpgプロのボディガード、アティカス・コディアクが主人公のハードボイルドミステリー。翻訳済の第1作目は「守護者(KEEPER)」で、その後「捜索者(FINDER)」「暗殺者(SMOKER)」と続きます。最初から3作までを全く未読の状態で読み始めた私。無謀ではあったけど、裏の紹介文が面白そうだったので買ってみたわけです。

てっきりアティカスが大活躍するのかと思ったら、彼の恋人ブリジット・ローガンが主役の話でした。彼女は私立探偵(第一作目から登場)。警官だった父親のこと、父と彼女との関わり方、妹との確執などを背景に、ティーンエイジャーの頃の友達リサを窮地から救おうとして、犯罪組織に関与していきます。

警察用語や犯罪の専門用語がそれほど頻繁に出てこないので、思ったよりも読みやすい本でした。犯罪の内容よりも、ブリジットとリサ、家族との関係に重点が置かれているからかもしれません。

犯罪組織の手下の黒人が凄みがあって強烈でした(登場回数は少ないんですけど)。
かなり血生臭くて"痛い"物語ですが、後に残るのは、家族への愛だったり、人の手の温かさだったり。

ただ、シリーズを通して登場する人物が結構多くて困りました。アティカスと同居しているエリカという女の子や、FBIの捜査官のスコット、なんとかっていう日系人。いったい誰が誰なのか、さっぱりわからなかった。。。

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