December 2004アーカイブ

本好きピーポーさんに参加させていただいているのに本の感想をまるっきしアップしていないので、さすがに申し訳なく思い、ちょっと前に読み終えたミステリをアップ。
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズを全部読み終えたので、次に何をと思ったところ、何と!この「悪魔の涙」にはライムがゲスト出演するっちゅうことでウホウホ♪チョイスしました。海外ドラマのスピンオフみたい。

世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2000万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに"市の身代金"を払わなければ、午後4時、午後8時、そして午前0時に無差別殺人を繰返すとある。手掛りは手書きの脅迫状だけ…FBIは筆跡鑑定の第一人者パーカー・キンケイドに出動を要請した。(amazonより)

kenbook.jpg

RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)史上最年少の23歳で『ヘンリー五世』を演じて一躍注目を集め、「オリヴィエの再来」とも評される、イギリス演劇・映画界の新鋭ブラナー。その後もルネサンス劇団を設立、映画界への進出と、常に新風を送ってきた彼が、孤軍奮闘する姿を、自らのキャリアのはじまりを見つめながら描く。 (紀伊国屋書店)

ローレンス・オリヴィエの再来と言われた才人ケネス・ブラナーの自伝です。まえがきで「ある一定の才能に恵まれている演劇人」を自称している箇所に、ニヤリ。
もー自信家なんだから。
しかし、この自伝でケンは「成功への道」を語ろうとしているわけではありません。というよりも逆に自分のダメぶりを正直に吐露し、その奮闘の痕跡をひとつひとつ検証しようとしています。演技の高い壁を前にしてうち震えるデリケートさ。アイリッシュであるがゆえの「誇り」と、アイリッシュであるがゆえの「コンプレックス」を同量に持ち合わせた演劇人。彼が持っている「天才肌」のイメージとは違う、ひとりの悩み多き演劇青年の姿がここに浮かび上がってきます。我が身の弱さに肩を落としながらも、目標の高みへとどん欲に突き進もうとするケン。語り口は実に流暢です。自戒と自嘲を上手に織り込みつつ理論的に自己分析をしようとしている上に、適所で笑わせてくれます。表現力といい、構成力といい、さすが演出家!と思わずにはいられません。

今年公開された映画で、観たのにレビューをサボった作品は以下のとおりです。


045:お似合いだなーと思うハリウッドカップルは?(仮定でもOK)

*スーザン・サランドン姐さん&ティム・ロビンス
*サラ・ジェシカ・パーカー&マシュー・ブロドリック
*ケイト・ハドソン&クリス・ロビンソン
*ジョニー・デップ&バネッサ・パラディ
*アネット・ベニング&ウォーレン・ビーティー(あ、やっぱちょっと微妙)

ん、他に誰がいたっけ?とちょっとググッてみたら、
こんなところがありました。
「YAHOO USA ハリウッドの12組のカップル」
このカップルお似合い?
1組ずつ投票していくと、現時点の結果を見ることができます。
[ こちら ]のブログでハッケン!ありがとう)

てわけですが、いまひとつピンとこないので、おまけとして、
「今はもうアレですが、このカップル好きだったのに」シリ〜ズ!
*ケネス・ブラナー&エマ・トンプソン(前記事にも書いた)
*ウディ・アレン&ダイアン・キートン(このペアが一番!作品も)
*ゲイリー・オールドマン&イザベラ・ロッセリーニ(ディープな香りが)
*エミリオ・エステベス&デミ・ムーア(…青春だったのね)

044:世間的に妙に不評で、どうしてこの良さがわからないんだ!と思っている作品は?

難しいなぁ。世間的に不評な=自分が好きな映画があったとしても、それを「みんなどうしてわからないんだ!」とは思わないし。うーん。

多少無理して考えてみたところ、これでしょうかね。


ボードゲーム「Clue」を元にしたミステリ。どしゃぶりの雨のなか、謎の館に招待されたゲストたち。お互いに会ったこともなく、招いた館の主人の姿は無い。そこで突然、死体が発見される。。。誰が犯人なの?この人ほんとに館の主人?つーか、あなたがた、だれ?執事ティム・カーリーはすべてを知っているのか?つーかアンタも怪しい。と、すべては謎だらけ。小粋なセリフと、軽快な音楽と、ドタバタと。結末が3パターン用意されていて、好きなのが選べるんです〜。

ワタシはこの映画大好きなんですけど。
ティム・カーリーが主演ってとこが、マニアックすぎたのかもね。

サイトの統合計画を邁進している、MT1年生のウナでございます。
祭からと、livedoorのunaGより映画関連記事をゴッソリ移しました。
移行は全部手動でやりました(++)。
民生を聴きながら無心にやりました。もう二度と引越ししないつもりで。
JUGEMからの移行はもうイヤになっています。(アレはもういいだろうやらなくても)

今回「ナウでヤングなサーバ」をお借りした時、サブドメインを何にしようかと考えたところ、あまりカッコよくもかわいくもないやつはユーザー数が少なくて軽いだろう、と判断し、stripperに。
しかし意外に重い時があってゾッとしています。

ブログピーポーは、そのままunaGのを貼り付けてます。
これも単独で設置しないとダメなのよね。(遠い目)
そのうち、そのうち。

(新リスト設置済)


例のごとく、Mac+IEで表示崩れ・文字化けがありましたら、是非教えてくださいまし。

ということで、続・いいおとこ祭、unaCineをどうぞよろしくお願いいたします。

butaiL.A.に住む英国人の劇作家ピーター(ケネス・ブラナー)は、新作の執筆中、でもスランプ中でなかなか筆が進まない。妻のメラニー(ロビン・ライト・ペン)に子供が欲しいと迫られ、近所の犬のにワンワン吠えられ、まるで戯曲が書けない。そんな折、隣にある母子が引っ越してきた。娘はエイミー、足がちょっと不自由。嬉々としてエイミーの面倒をみようとするメラニーに、子供に不慣れなピーターはしかめ面。吠える犬にイライラ。おまけに舞台のリハでは"子供のセリフにリアリティがない"とスタッフに言われる始末。ピーターはエイミーのおままごとを観察し問題の解決をしようとする。そんなことがきっかけで、躊躇しながらも徐々に彼女との交流を深めていくピーター。…そしてそして…。

子供嫌いな劇作家ピーターと
妊娠願望の妻メラニー
そんなカップルに訪れた隣の家の天使

12/11より素敵に公開中。
銀座テアトルシネマにて鑑賞
[公式サイト]

今年の映画を総括して「チラシ大賞2004」というのをやってみました。


●第8位:塚本晋也監督「ヴィタール」。
画像の汚し方が美しい。
ブラシ技の勝利。
[公式サイト]

●第7位:ディエゴ・レルマン監督「ある日、突然。」
ジャームッシュを彷彿させる小気味いいデザイン。
ざっくりしているようで、実は配置が巧妙。
「公式サイト」

●第6位:ピーター・ウェーバー監督「真珠の耳飾りの少女」
フェルメールの絵画「青いターバンの女」に激似のまなざしと、
それ以上の色気に1票。
[公式サイト]


●第5位:シェーン・メドウス監督「家族のかたち」
四葉のなかに人生模様。
映画の"温度"が伝わってくる、あったかチラシ。
[公式サイト]


死刑廃止運動家の大学教授デビッド・ゲイル(ケビン)。同志でもありよき友人でもあった同僚の女性をレイプ殺人した罪で死刑を宣告されて服役中。執行されるのは4日後。女性記者ビッツィー(ケイト・ウィンスレット)は、デビッド・ゲイルの指名で、彼のインタビューをすることになる。インタビュー期間は死刑執行日までの3日間(しかも1日2時間)しかない。デビッドはビッツィーに事件の詳細を語り始め、少しずつ事件の輪郭が見えてくるが…。

久々に腹にドーンんと来たケビン映画。信念を貫き通すために人はどこまで闘えるのか。事が明らかになったときのケイトの表情が忘れられない。

"語り手"となったケビンにはいつも翻弄されるワ…。

スリの疑いでおナワになった奇妙な男プロート(ケビン)は、自分はK-PAX星からやってきた異星人だと主張する。なんだそれ。精神科医のマーク(ジェフ・ブリッジス)も悩むわな。ミステリアスではあるけれど、ケビンの場合、もっと知力を使った人間くさ〜いマジックを見せてくれる役のほうが合っているような気がする。だって宇宙人って…。

久々にインテリなジェフが拝めて嬉しかった。渋みが増していい感じ。


ケビンがダメダメ男という設定がなかなか馴染めなかった。どうしても。昔のちょい役は除いて、今までケビンがグズグズな男を演じたことがないから、かもしれない。ケビンの「賢さ(またはズル賢さ)」が邪魔になるときもあるのね。
中盤からは少しケビンらしくなっていく。ジュリアン・ムーア、ジュディ・デンチ両女史の重々しく硬質な演技も見物だ。だが、ニューファンドランド島の寒々しさがなによりも一番印象的。津軽海峡冬景色。もの凄い風が建物を根こそぎ吹き飛ばす。人間が考えているごちゃごちゃなど小さい小さいと言わんばかりに…。


イカす強盗。アイルランドのダブリンに実在したマーティン・カーヒルをモデルにした犯罪映画。
暴力性を避け、ユーモアに重点を置いたキャラクターづくりをした、らしい。
怪盗紳士なんてケビンに適役ではありませんか。





どうしてこの映画がそんなにアメリカ人の心に響いたのかわからない。
アカデミー賞5部門授賞。なぜ。
アタシはダメでしたこの映画。

でもおめでとう、二度目のオスカー!





ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は、シカゴ警察のトップ交渉人。
殺人と横領のダブル濡れ衣を着せられた彼は、ドン詰まりになり連邦政府ビルの20階に立て籠もる。
人質は数人。交渉人ローマンが指名した「交渉人」が西地区のセイビアン(ケビン)だ。
混沌の現場に颯爽と登場したケビン。この味、グー。
サミュエル・L・ジャクソンが出す「ひどいメに合ってる感」は一級品。


クリント・イーストウッド監督は、北米一美しい街・ジョージア州サバナのミステリーをまったりと映し出す。サスペンス(それも実話)なのに最初から最後までずっとまったりしたままのところがミソ。ジャーナリストのジョン・ケルソー(ジョン・キューザック)が取材のためこの地を訪れる。その直後、気取り屋チューネン骨董商のジム・ウィリアムズ(ケビン)が逮捕される。屋敷に出入りしていた○ーホー青年ビリー(ジュード・ロウ)の殺人容疑だ。ウィリアムズは「わたくしは正当防衛」とシロを主張。絶対お前やろ…と思わせるケビンのアヤしさは抜群。謎に迫るジョン・キューザックの迷いぶりもなかなか。ブードゥー教の祈祷師ミネルバ(イルマ・P・ホール)、元弁護士でピアノの名手ジョー(ポール・ヒップ)や、ドラッグ・クィーンのレディ・シャブリ(本人)と、いろいろヘンな人たちが登場。ジョン・ケルソーは、ジョーのパートナーのマンディ(アリシア・イーストウッド)と恋仲になるが、撮影中もちょっとこの2人恋仲だったとか…(記憶では)。父親の心配する顔が浮かぶ…。

ジェームズ・エルロイの世界へようこそ。
1953年のロサンゼルスを舞台にしたスタイリッシュな犯罪映画だ。マッチョな熱血漢バド・ホワイト刑事(ラッセル・クロウ)、野心家エリート警部補エド・エクスリー(ガイ・ピアース)、ベテラン刑事ジャック・ヴィンセンズ(ケヴィン・スペイシー)。全く性格が違うこの三人の人物描写が秀逸。
惚れました、刑事ジャック・ヴィンセンズに。
劇場に5回足を運び、原作を読み倒し、ビデオを無理矢理ダビングし…。

ジャック・ビンセンズはベテラン刑事だが、誰とも徒党を組まない一匹狼。他の刑事たちとひと味違うのは、刑事ドラマ「名誉のバッジ」のアドヴァイザーという特殊な副業のせいだろう。物腰がなんともエレガント。ポケットチーフなんかしないでしょ、普通のデカは。彼の狡猾さは、ショービジネスの関係者ならではの宣伝方法として現れる。自ら仕組んだ作戦で逮捕現場を派手にクローズアップ。

映画は比較的ジャックのスマートさに重点を置いた演出をしているが、原作となるとまたちょっとテイストが違ってくる。彼は麻薬課時代に(その後も)オイシイ思いをたっぷりしている「ごみ缶ジャック」「悪徳警官ビッグV」なのだ。芸能界に顔がきくようになったのも麻薬がらみ。汚れきっているデカ。しかしジャックは自分を知っている。頭の隅で自分の汚れた姿をあざ笑っているようなところがある。
負傷して意識朦朧となったジャックが、病室で過去の罪を懺悔する場面。内なる悪臭を追い出すことが出来ないジャックのあがきを、妻カレンは泣きながら聞いている。記憶に残る哀しい場面だ。その後の「手紙」も泣ける。

ケビンが映画で演じた「スマートで狡猾なジャック」に、原作の「哀愁ジャック」を足された、ゴミ缶ジャックは、私にとって忘れがたいヒーローとなった。グッ。

アル・パチーノがシェイクスピアの史劇「リチャード三世」の精神構造に迫るドキュメンタリー映画。パチーノはシェイクスピアの中でもとりわけ醜悪なキャラクター・リチャード三世(グロスター公)が本当に好きらしい。(舞台でも何度か演じている)

見どころは、シェイクスピア劇の経験豊富な英国俳優たちへのインタビュー。ケネス・ブラナー、ジョン・ギールグッド、ジェームズ・アール・ジョーンズ、そして大女優ヴァネッサ・レッドグレーヴ。シェイクスピアを演じるためにどう物語と向き合うか、自分なりの解釈を語るその姿には威厳が感じられる。この堂々たる佇まいに圧倒され、ついひれ伏してしまいそう。

ケビンはリチャード三世の参謀バッキンガム役として登場する。バッキンガムはそれまで王の悪巧みに忠実に従ってきたが、まだ幼い子供である王子に手をかけるという王の命令に、即座にYESと言えなかった。そのため王の怒りをかうことになる。「人間にはどうしても越えられない一線がある」と、映画ではどなたかが(忘れました)解説しているが、その一線を越えるか否か逡巡するバッキンガムのシーンは見応えのある数秒だ。

リチャード三世とバッキンガムの心理を分析している(素の)アル・パチーノとケビンのディスカッションシーンも必見。

この映画は、ネタバレなしではケビンを語れないので、
未見の方は以下を読まないでくださいまし。

*

キリスト教における七つの大罪「憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食」に基づいた連続殺人。その殺され方の変質性残虐性をたっぷり見せられた後のジョン・ドゥー(ケビン)の登場だ。怖い怖い怖い。自首したジョン・ドゥーはベン・キングズレー似の風貌。もの凄く気味悪い冷静さと従順さで公の場に登場する。指紋をつぶした指からは血がしたたり落ちる。ゾッ〜。

七つの大罪の締めくくりは、ミルズ(ブラッド・ピット)と自分。「嫉妬」と「憤怒」。結末はジョン・ドゥーの手の中にあった。完璧にシナリオ通り。ミルズが引き金を引く瞬間、彼は静かに目を閉じる。すんごい後味の悪さ。ひどすぎる話。映画のクライマックスとしてこれほど心臓が飛び出たシーンはない。横で観ていた友人も口をあんぐり開けたままだった。

劇場鑑賞後、あまりの怖さにひとりで家にいられないと思った私、無理矢理友人に泊まってもらった。それほど怖かった映画なのに、一度ケビンのファンになってしまうと全然怖くないのが不思議。後日もう一度観直したところ、いや〜この表情、巧いねぇ〜と楽しむ始末。

(妻が身ごもっていたことを)「知らなかったのか?」とミルズに聞くときのジョン・ドゥーのいやらしい感じ…。
名演技ですワ。。。。

キューピー頭も印象的なヴァーバル・キント。
弱々しく身体の動きもままならないヴァーバル・キント。
泣きの演技に唸りました。


今更だけど、アカデミー賞助演男優賞おめでとう。
オスカーを手にした授賞式のケビン、真っ白のタキシードがステキでした。

ダスティン・ホフマンの優秀な部下で登場のケビン。
こんなキレ者の部下がいたらいいだろうな、と思わせる。
エボラ熱が蔓延してからの患者の顔がスゴい。
ケビンの顔があんなふうになってしまったときは、あまりの痛々しさに泣きそうになりました。





ケビンは映画会社の敏腕プロデューサー、バディ役。主人公の新米助手ドーン(フランク・ウィーリー)をいじめ抜く。それはそれは陰湿で醜いいじめ方。やってるね〜、とウホウホの私。後半からの展開が意外。ショービジネスの世界っておそろしい…。

湾岸戦争前の実話に基づいたフィクション。
かつて米軍の機密兵器を設計をしていた天才ジェラルド・ブル博士は、
新ミサイル兵器の開発を命じられていた。
新兵器の驚異を感じた各国諜報機関が動きまわり、博士にも危険が迫る…。

KevinはCIAエージェント役で、時々登場。

デビッド・マメットのビューリッツァ賞受賞の名戯曲「Grengally Gren Ross」の映画化。脚本はマメット自身が手がけている。
降りしきる雨、鬱々とした室内で、不動産セールスマンの男たちの熾烈な闘いが展開される。アル・パチーノ、ジャック・レモン、アラン・アーキン、エド・ハリス、アレック・ボールドウィン、そしてケビン・スペイシー。ものすごいメンバーだ。
セールスマンたちとって「ネタ」と呼ばれている顧客カードが命。新しいネタが成功の鍵だ。いいネタは成績のいい者から配られる。
かつてはトップセールスマンだったシェリー(ジャック・レモン)は、泣かず飛ばずの成績しか出せていない。生活も困窮している。新しいネタさえあれば名誉も成績も挽回出来る。シェリーが支社長のジョン・ウィリアムソン(ケビン)を買収しようとするシーンは、落ち目のセールスマンの悲哀に満ちている。そんなシェリーを見下しているウィリアムソンは、足下を見て法外な値段をふっかける。この2人のやりとりがまず第一のスリリングな見せ場。巧妙な話術が勝敗を決める世界。顧客との間に限らず、彼らは身内相手でも命懸けで交渉しているのだ。
この落ちぶれシェリーと、トップセールスマンのリッキー・ローマ(アル・パチーノ)の対比が見事。リッキーはおそらく一番油の乗っている時期で、颯爽とした敏腕セールスマンぶりは冒頭から充分に発揮されている。ウィリアムソンのシェリーに対する態度と、リッキーに対する態度は明らかに違っており、ケビンがキッチリ演じわけていることがわかる。
「事務所強盗」が起きてからの中盤からは、誰がネタを盗んだのかという謎ときのミステリー仕立てになっていて、更に面白くなる。
優れたシーンが多くて、どこにポイントを置いたらいいかわからないくらいだが、とにかく、セリフが巧妙。言葉を発するごとに立場が逆転していく微妙な人間関係を構築していく技は見事としか言いようがない。
後半のシェリーとウィリアムソンの第二の駆け引きは必見!

ところでこの映画、常識を越えた頻度でタブー語が乱発されるが、その軽快なリズム感によって心地よささえ感じてしまう。俗語の連発に眉をひそめる人も多いだろうが、ドラマのリアリティを出すのに欠かせない言葉として、その芸術性を積極的に認めている評論家も多いという。マメット氏自身これを「ポエティック・ランゲージ」と呼んでいる。
「Fu*k Y*u」も100回以上聞くと慣れてしまうものね。。。

jv

Name:Kevin Spacey Fowler
Date of Birth: July. 26. 1959
Birth Place: South Orange, New Jersey, USA
Education: The Juilliard School, NY, 1979-81

2004 16歳の合衆国
2003 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
2001 シッピング・ニュース
2001 光の旅人〜K-PAX
2000 ペイ・フォワード〜可能の王国
2000 私が愛したギャングスター
2000 ビッグチャンス
1999 アメリカン・ビューティー
1998 交渉人
1998 キャスティング・ディレクター
1997 真夜中のサバナ
1997 L.A.コンフィデンシャル
1996 アルビノ・アリゲーター(監督)
1996 評決のとき
1996 アル・パチーノのリチャードを探して
1995 セブン
1995 ユージュアル・サスペクツ
1995 アウトブレイク
1994 ザ・プロデューサー
1994 ザ・プロジェクト〜アメリカを震撼させた男(未)
1994 サイレントナイト〜こんな人質もうこりごり(未)
1994 白銀に燃えて
1992 摩天楼を夢みて
1992 隣人
1991 告発弁護人
1990 ヘンリー&ジューン〜私が愛した男と女
1990 テロリストを撃て
1989 見ざる聞かざる目撃者
1989 晩秋
1989 七十年目の審判 前・後(TVM)
1988 ジブラルタル号の出航(未)
1988 ワーキングガール
1985 心みだれて

043:映画のキャラクターになれるとしたら、どのキャラクターがお好み?(作品名/キャラクター名)
「コンフェッション」のドリューの役(キャラ名忘れ)。 「ポイント・ブランク」のミニー・ドライヴァーの役(キャラ名忘れ)。 「プロミスト・ランド」のメグ・ライアンの役(キャラ名…)。

なりたい、というか、

完全にジェラシー

  


042:あまりにもつまらないという理由で途中で観るのをやめた作品ってあります?(作品名/どのくらいでやめた?)
つまらなくても最後まで観るので、ありません。

でも、これではエントリがつまらないので、寝ちゃったやつを。
その日のコンディションにもよるんですが、何度トライしても寝てしまう映画は私には「つまらない」ということなのでしょう。
一応最後まで観たとはいえ、ほとんど覚えてないという…。

そんな哀しき作品はピーター・グリーナウェイの「数に溺れて」。
アマゾンにも無しっ。

041:映画を見ていて、あ!これ食べてみたい!って思ったお料理は?
マフィアな人たちがガツガツ食べるパスタとか。 食べたくないのはグリーナウェイのコレ。

何度も言いますが、コレは"食べたくない"料理ですことよ。


tragebara.jpgチェ・ゲバラの友、アルベルト・グラナードが書いた南米旅行日記です。映画では愛すべき"お調子者キャラ"で笑いと和みをくれたアルベルトですが、日記から受ける彼の印象はもっと骨太で男気があります。彼のあの軟派ぶりは、エルネスト(チェ・ゲバラ)の生真面目さ・繊細さを強調するための巧妙な演出だったのかも。

アルベルトは旅の出来事を端的に綴っていきます。出会った人々との交流、社会の歪みに対する憤慨、故郷の家族への想い。特に、美しい風景に魅せられたときの表現力が豊かで、南米大陸の「美」を全身で吸収しようとする彼の高揚感が伝わってきます。この頃既にただならぬ威厳を放っていたエルネストへの敬意をストレートに表現しているところも印象的。ときおり見せるユーモアのセンスも読者を和ませます。

巻末にはチェ・ゲバラとアルベルトの簡易年表が掲載されていて、チェ素人の私としては大助かり。ざっくり年表を読んだだけでも、彼らの怒涛の人生は圧巻。
チェ・ゲバラ関連の本をもっと読みたくなりました。
次はチェ日記でいこう。
その前にもう一度映画が観たいな。

(旧ブログより移設)

トーキョーを舞台にした男女の孤独な物語をソフィア・コッポラが見事に映像化。
…というような感じで紹介されている「ロスト・イン・トランスレーション」。シネマライズの初日・2日目の観客動員数・興行収入の記録を塗りかえたほど、入りも上々。
2人のアメリカ人男女、ボブ(ビル・マーレイ)とシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)が、不可解な街トーキョーで出会い惹かれ合う話。
「異国で感じる孤独」と「本来彼らが抱えている孤独」が、トーキョーのネオンの中に溶け込んでいく。
ここで描かれるのは「東京」ではなく「トーキョー」。視線はあくまでも"旅行者"だ。
日本食とフジヤマとキョートとカラオケ。へんな日本人。少々デフォルメされていてもいいんだけど、孤独な2人が少しずつ自分を取り戻していく過程において、トーキョーという街が単なる「背景」でしかなかった事が残念。

"内気だけど弱くない女性"シャーロットを演じるスカーレット・ヨハンソンの表情が、ソフィア・コッポラによく似ていると思ったのは私だけ?

単純に楽しめたところ。チューネンの寂しさ大放出のビル・マーレイ、ホテルの室内で何かと色っぽい姿のスカーレット・ヨハンソン、気の利いた音楽(はっぴいえんどの「風をあつめて」!)、「いんせんしぃてぃ!」を繰り返す通訳さん、「しゃぶしゃぶのメニュー」など。


父親が娯楽映画に散財するのを見てきたソフィアは、インディーズ映画に走り、アカデミー賞監督賞候補になった。「サウス・キャロライナ」のメガホンを取ったバーブラ・ストライザンドが切望した女性監督初ノミネートだ(私の記憶ではバーブラはノミネートされずキレた)。監督賞は逸したが、脚本は誉められた。女優を早々にやめて、見事に映画作家として花を咲かせた巨匠の娘に万歳三唱。
しかし……エンドクレジットのSpecial Thanksに「Mam and Dad」と記するのはいかがなもんか。大人でしょう、もう…。

あらたいへん!いつの間に発売されてたんでしょ!新しいコリン・ファースですことよ、sunnyさんっ!(ご指名)
原作・脚本は、「ハイ・フィデリティ」「アバウト・ア・ボーイ」のニック・ホーンビィなので、面白いこと間違いなし!と決め打ちして、早々に(もう早くはない)買いにゆこーと思います。






イングランド・プレミアリーグのクラブ「アーセナル」の熱狂的サポーターで中学校教師のポールと、新任女性教師のサラとの恋を、ポールの20年間にわたるサポーター人生をからませてポップに描く、イギリスの上質なラブ・コメディ。
筋金入りのアーセナル・サポーターである作家ニック・ホーンビィの自伝的小説を原作に、著者自らが脚本化。少年時代からアーセナルを応援してきた主人公ポールの成長に合わせ、60年代後期の低迷期から1989年の劇的なリーグ優勝決定戦までのクラブの歴史を、時代の空気とともに見事に描き出した。本場イギリスのサポーター気分を思う存分味わえる、サッカーファン必見の1本!日本未公開作品。


「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」は2005年春公開です。春っていつよ。
[公式サイト]

リンカーン・ライムシリーズ第3段!

今度の舞台はニューヨークではなく、マンハッタンから500マイル南下したノースカロライナ州。ライムとサックスとトムは脊髄復元手術のためこの地を訪れていた。その頃当地では女性2人の誘拐事件が起こり、街は恐怖に包まれていた。
著名な犯罪学者の来訪を従兄弟(NY市警ローランド・ベル)から聴いた保安官ジム・ベルは、事件の捜査をライムに依頼する。
容疑者は昆虫マニアの16歳の少年ギャレット・ハンロン。
一刻も早く彼を見つけださないと、誘拐された2人の命が危ない。手術を目前にしたライムは期限付きの捜査を承諾するが、アウェイで戦う分の悪さと、うだる暑さが彼を悩ませる。

証拠はすべて少年の有罪を指している。
だが、サックス巡査だけは彼の無実を確信していた。
こよなく昆虫を愛する少年が人を殺すはずがない!(帯文より)

(以下ネタバレを含みます)

リンカーン・ライムシリーズ第2段!

大物武器密売人の裁判を目前に、重要証人が謎の航空機事故で死亡する。ニューヨーク市警察はその手口から、犯人はWコフィン・ダンサーWであるということを確信する。「棺桶の前で踊る死神」の刺青をした殺し屋を追うため、セリットー刑事は再びリンカーン・ライムに事件の捜査を依頼する。

(以下ネタバレを含みます)

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すごく待ってるんですけどーっ。
来春、っていつですかーっ。

「Hollywood Ending」
2002年カンヌ国際映画祭オープニング作品
監督:ウディ・アレン
出演:ティア・レオーニ、ジョージ・ハミルトン
    デブラ・メッシング他
ウディ・アレン自身が演じる、今は落ちぶれ、必死でカムバックを狙う神経過敏な監督ヴァルが、映画の都ハリウッドでおお暴れ。

「キーファー好きへの100の質問」というブログをexite blog で開催中です。
ネット上にたくさんある「100質問」はとても楽しい企画ですが、一度に答えるのは大変、サイトも持ってないし・・・という方、大丈夫。ブログならコメント欄で参加できますし、ブログを持ってらっしゃる方はトラックバックで参加することができます。
問題は1問ずつゆっくりエントリしていきます。

といって、ワタクシ、まだ100の質問を全然考えておりません。当サイト「いい男祭」に来ていただいているキーファーファンの方々と一緒に、楽しい質問を考えていきたいと思っております。
(アホ〜な質問もあると思います)

最近は諸事情によりエントリが滞っておりますが、ぼちぼち再開する予定です。
みなさまも、なにか面白い質問が浮かびましたら、是非ご一報くださいまし。
では、楽しくご参加していただけることを祈って。

↓ここをクリック


ジェフリー・ディーヴァー著。
リンカーン・ライムシリーズ第1段。

ニューヨーク市警科学捜査本部長リンカーン・ライムは、"世界最高の犯罪学者"と言われていたが、4年前に起きた事故が原因で首から上と左の薬指しか動かすことが出来ない「四肢麻痺」になってしまう。今はすっかり人嫌いの隠遁生活者で安楽死を切望するライムの元に、かつての仲間セリットー刑事が訪れる。彼らが追うのは殺人鬼ボーン・コレクター。ライムはセリットーに頼まれ、4年ぶりに捜査の指揮をとることに。ライムの寝室は一変して捜査本部となり、コンピューターや鑑識機器類が運びこまれる。「骨蒐集家」の犯人が残すメッセージを、ライムは天才的な頭脳で推理していく。
寝たきりライムの目となり耳となって現場鑑識をするのは、美貌の巡査アメリア・サックス。トレードマークの赤い髪をなびかせながら、ライムをサポート。

理論的な推理、緻密な捜査、スピード感、魅力ある人物たち、New York。
面白すぎます。このシリーズに惚れました。
(以下ネタバレ)

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